不動産担保ローンは、高額の資金を低金利で調達できる便利な手段です。
融資条件や審査基準は金融機関ごとに異なるため、複数の不動産担保ローンに申し込みをして、比較検討したいと考える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産担保ローンを複数の金融機関に申し込むことはできるのか、その際のメリットや注意点を解説します。
目次
不動産担保ローンは複数申し込み可能!
結論から言うと、不動産担保ローンは複数の金融機関に同時に申し込みをすることが可能です。
ローンの審査は金融機関ごとに独立して行われており、複数申し込みが法律で禁止されているわけではありません。
金利や返済期間、融資可能額などは金融機関ごとに異なるため、複数の金融機関に申し込むことで、条件の良いローンを比較検討できるというメリットがあります。
不動産担保ローンの審査は、以下の流れで行われます。
- 仮審査
- 本審査
- 契約手続き
- 融資の実行
仮審査は、比較的短期間で終わることが多く、複数の金融機関に申し込みをしても比較的負担は少ないでしょう。
本審査は、不動産の担保価値の調査、申込者の収入状況や信用情報の確認、返済能力の審査などが厳格に行われます。
金融機関によっては結果が出るまでに数週間かかる場合もあるため、複数社の審査を並行して進めることで、タイムロスを防ぐことができるでしょう。
不動産担保ローンを複数申し込むメリット
不動産担保ローンを複数申し込むメリットは、以下の4つです。
- 複数のプラン_各社の条件を比較できる
- 審査基準は金融機関によって異なる
- 融資実行までの時間を短縮できる
- おまとめローンとして利用できる
複数のプラン・各社の条件を比較できる
同じ不動産担保ローンでも、金融機関ごとに借入可能額や金利、手数料、返済条件は異なります。
複数の不動産担保ローンを比較することで、より金利が低く、借入可能額が高いプランを選べるのがメリットです。
審査基準は金融機関によって異なる
不動産担保ローンの審査基準も、金融機関ごとに異なります。
一般的に、銀行は厳しい審査基準を設けている一方で、ノンバンクは、比較的柔軟な基準を採用しているのが特徴です。
同じ条件で申し込んだ場合でも、銀行系のA社では審査落ちしたが、ノンバンクのB社では通ったというケースもあります。
融資実行までの時間を短縮できる
不動産担保ローンの審査は、仮審査と本審査を経て数週間かかることが一般的です。
1社ずつ順番に申し込むと、審査に落ちた際に新たな申し込みをする必要があり、結果的に融資までの期間が長引く可能性があります。
複数社に同時に申し込めば、複数の審査を同時進行できるため、最初の審査結果を待つ必要がありません。
急ぎの場合は、もっとも早く融資実行可能な金融機関を選ぶことで、時間的なロスを減らせます。
おまとめローンとして利用できる
不動産担保ローンは、既存の借入を一本化する「おまとめローン」としても活用可能です。
おまとめローンには以下のメリットがあります。
- 返済管理の簡略化
- 金利の引き下げ
- 月々の負担軽減
複数の借入を1つにまとめることで、管理がしやすくなります。
現在の借入先よりも低金利の条件が得られれば、返済総額や月々の返済負担を減らすこともできるでしょう。
不動産担保ローンを複数申し込むときの注意点
不動産担保ローンの複数申し込みには、上記のようなメリットがありますが、以下のような注意点もあります。
- 契約後のキャンセルは違約金が発生する場合がある
- 信用情報機関に履歴が残り、審査が不利になる可能性がある
不動産担保ローンを複数同時に申し込むことは可能ですが、実際にローンを契約するのは基本的には1社になります。
仮審査や本審査の段階では、他社に決めたとしてキャンセルできますが、契約後のキャンセルには違約金が発生する可能性があるため、キャンセル規定を確認しておくと安心です。
また、複数申し込むと信用情報機関に履歴が残り、審査が不利になる可能性があります。
信用情報機関とは、個人や法人の信用情報(借入や返済の履歴、クレジットカードの利用状況など)を管理・提供する機関です。主に金融機関がお金を貸す際に、申込者の信用力を確認する目的で活用されます。
金融機関が信用情報を確認した際に、短期間で複数の不動産担保ローンに申し込んでいる場合、「申し込み過多」と見なされ、審査が不利になる可能性もあるでしょう。
無計画に申し込むのではなく、信頼できる金融機関を厳選し、条件やキャンセル規定をよく比較して最適な選択をすることが大切です。
不動産担保ローンを複数契約するケース
不動産担保ローンの追加融資を希望する場合、同じ金融機関で追加契約を結ぶケースと、別の金融機関で新たに契約を結ぶケースの2つがあります。
別の金融機関で新たに契約を結ぶ場合、すでに不動産に既存の抵当権が設定されているため、二番抵当という形で融資が行われることになります。
二番抵当とは、不動産に設定された既存の抵当権に次ぐ順位で新たに後順位で担保を設定することを指します。
金融機関にとっては回収リスクが高くなるため、金利が高めに設定されるのが一般的です。借入可能額も一番抵当の残債や不動産の評価額に応じて制限される場合があるため注意しましょう。
また、すべての金融機関が二番抵当の不動産担保ローンに対応しているわけではありません。
不動産担保ローンの追加融資で複数の金融機関に申し込む場合は、二番抵当に対応しているかどうかを事前に確認しましょう。
大手町フィナンシャルの総合不動産担保ローンは、二番抵当でも積極的にご融資いたします。独自の審査基準を用いて、担保不動産の価値を総合的に判断しますので、他社でお借り入れを断られてしまった方もぜひ一度ご相談ください。
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不動産担保ローンは複数の金融機関に同時に申し込むことが可能です。
条件や審査基準の違いを比較することで、自分に合った条件の契約を見つけやすくなります。
一方で、各社の審査には時間がかかるため、急ぎの資金調達が必要な方は、24時間以内の審査・最短翌日の融資が可能な大手町フィナンシャルへご相談ください。
大手町フィナンシャルでは、他社で断られた築年数の古い不動産や住宅ローンが残っている不動産でも担保設定が可能です。
無職の方や高齢者の申し込みにも対応しており、融資可能額は不動産の価値に基づいて決定されるため、収入に不安がある方でも利用しやすいのが特徴です。
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不動産担保ローンについては、ぜひ大手町フィナンシャルまでお気軽にご相談ください。
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