借地権を活用した不動産担保ローンの融資事例集

借地権を活用した不動産担保ローンの融資事例集

借地権付きの不動産は、土地の所有権がないため、一般的な不動産と比べて融資が難しいと考える方も多いかもしれません。しかし、近年では、金融機関も借地権付き不動産の評価方法を確立し、融資に対応できるケースが増えてきました。

本記事では、借地権付き不動産を担保にした融資事例を豊富に紹介し、借地権の活用方法や注意点について解説します。

借地権とは?

借地権とは、土地を借りてその上に建物を立てるための権利です。

借地権の特徴は、土地の所有者と建物の所有者が異なることです。

借地権とは

また、借地上の建物を誰かに譲渡したり、増改築したりする場合は、土地の所有者である地主の承諾が必要です。

借地権付き建物を活用した融資が難しい理由

借地権は土地を借りる権利であり、土地自体を所有しているわけではないため、一般的な不動産と比べて担保価値が低いと評価されがちです。仮に、ローンが返済できなくなった場合、金融機関は担保である借地権付き建物を競売にかけますが、借地権付き建物は、一般の不動産と比べて売却価格が低くなる可能性があります。

また、借地権付き建物に抵当権を設定する場合、地主の同意が必要です。地主が融資承諾を出さない限りは、金融機関から借り入れをすることはできません。

金融機関が地主の融資承諾書を求める理由は、借地契約が解除された場合、担保が失われるリスクがあるためです。そのため、融資承諾書には、仮に借地人が地代を滞納するようなことがあった場合でも、すぐに借地契約を解除せず、事前に金融機関に連絡するように記載されています。

このような制約は、地主にとって何のメリットもないため、地主が金融機関の融資承諾書にサインすることは、ほとんどありません。

借地権を活用した融資事例集

事例1:事業拡大のための資金調達

Aさんは、千葉県千葉市中央区に、借地権付き建物を所有する個人事業主です。長年、自宅近辺で介護施設を経営してきましたが、利用者が増加してきたため、新たな施設を立ち上げたいと考えました。しかし、自己資金だけでは不足するため、借地権付き建物を担保に、金融機関から融資を受けることにしました。

  • 融資額: 500万円
  • 借入期間: 3年
  • 利用目的: 新規店舗の開店資金、内装工事費、備品購入費

Aさんの場合は、長年実績のある事業であり、不動産価値も高かったため、希望通り融資を受けることができました。新施設も利用者の申し込みが安定して獲得できたことで、売上も増加し、順調に事業を拡大しています。

事例2:お子様の教育資金

Bさんは、東京都文京区にて、築20年の借地権付き一戸建てに住んでいます。大学に進学される娘さまの学費が必要とのことで、融資を希望されました。

  • 融資額: 300万円
  • 借入期間: 5年
  • 利用目的: お子様の教育資金

Bさんの場合は、不動産が駅から徒歩10分以内の好立地にあり、建物も良好な状態であったことが評価され、融資を受けることができました。

事例3:自宅のリフォーム資金

Cさんは、自宅とは別に、父親から相続した借地権付き建物を所有しています。自宅のリフォーム資金が必要になったため、この借地権付き建物を担保に借り入れを希望されていました。

  • 融資額: 2,000万円
  • 借入期間: 15年
  • 利用目的: 自宅のリフォーム資金

Cさんの場合は、自宅以外の不動産を担保にすることで、総量規制の対象にならず、高額の融資を受けることができました。

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大手町フィナンシャルの融資条件

ご融資金額100万~20億円
貸付金利3.2~8.9%※実質年率15.0%以下
返済方式一括返済・元金均等・自由返済(繰上返済を認める)
返済期間1ヶ月~360ヶ月
返済回数1回~360回
事務手数料融資手数料0~3%
遅延損害金 (違約金を含む)年20%(上限)

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不動産担保ローンの手続きの流れ

不動産担保ローンの手続きの流れや必要書類を解説します。

ご契約の流れ

①お問合せ・ご相談

お申込みフォームより、まずはお問い合わせください。お急ぎの方はお電話にて、お問い合わせください。

②審査・ご融資条件の提示

お客様のご要望をヒアリングの上、最適なご融資をご提案させていただきます。

③ご融資

ご提示した条件でご納得いただけましたら、ご融資させていただきます。 最短翌日でご融資が可能です。

必要書類

【ご融資に必要な書類】

・権利証(登記済権利証または登記識別情報)

・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)

・印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)

・実印

※状況により、上記以外の書類が必要な場合もございます。

※法人の場合、会社法人等番号等が必要になります。

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よくある質問

借地権付き建物を担保に融資を受ける場合、地主の承諾は必要ですか?

地主の承諾は不要です。(※当社基準あり) ご融資実行にあたって、借地借家法の適用を受けたお客様固有の、「借地権+建物」のみを当社独自の基準であらゆる角度から総合的に評価しますので、地主の承諾なく融資を受けることは可能です。

空き家で古い借地権だからと、銀行から断られました。御社はご対応可能でしょうか?

築年数が経過し老朽化した借地権付き建物の融資も、多数実績がございます。 当社では、お客様がお持ちの「借地権」という権利を地主様との関係性にとらわれずに判断し、評価額を調査の上で、厳密な審査をおこないます。他の金融機関で断られた借地権でも積極的に取り組み、最適なご融資プランを提案させていただきます。

契約書がない・契約期間が切れているが借入できますか?

借入れは可能です。(※地代の長期滞納がある場合を除く) また、様々な条件下でも地主とのやり取りなど、弊社の弁護士や専門スタッフが対応しますので、お客様自身に負担はなく、現状のままでご融資の申し込みから実行まで手続きを進められます。

まとめ

借地権付き建物でも、不動産担保ローンを利用することは可能です。

大手町フィナンシャルでは、地主に承諾なしでご融資できるケースがあります。

不動産担保ローンをご検討の方は、ぜひご相談ください。

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