共有名義不動産を活用した不動産担保ローンの融資事例集

共有名義不動産を活用した不動産担保ローンの融資事例集

共有名義不動産を担保にする場合の注意点

共有名義不動産を担保にして、不動産担保ローンを契約する場合、以下3つの点に注意する必要があります。

共有者の同意が必要

共有名義の不動産を担保にする場合、必ず共有者全員の同意を得る必要があります。
例えば、夫婦で共有している不動産を担保にする際、相手の持分も担保に含まれるため、1人だけの意思でローン契約を結ぶことはできません。共有者間で協力をお願いすることが必須ですが、同意が得られない場合や、共有者間で意見が食い違うこともあり、スムーズに手続きを進めることは難しいこともあります。

共有者が物上保証人となる

物上保証人とは、債務者でない人が自分の不動産を担保に提供することを指します。
共有不動産を担保にする際、他の共有者が物上保証人として参加し、一定の責任を負うことになります。万が一、借り手が返済を滞らせた場合、その不動産が差し押さえられるリスクを引き受けるため、共有者が物上保証人として同意することは難しいことが多いです。

融資を行う金融機関・ローン会社が少ない

共有名義の不動産を担保にする場合、その取り扱いに対応している金融機関やローン会社は非常に限られています。
権利関係が複雑で手続きが煩雑になり、トラブルのリスクも増すため、多くの金融機関が取り扱いに消極的です。また、対応可能な場合でも、通常の不動産担保ローンよりも厳しい条件が設定されることが多いため、慎重に選択する必要があります。

自己持分のみを担保にするなら共有者の同意は不要

ご自身の共有持分のみを担保にする場合、他の共有者の同意は不要です。共有者が物上保証人になる必要もなく、連帯保証人も不要なため、個人の意思でローン契約を結ぶことができます。

面倒な手続きや調整を省略し、スムーズにローン契約を進められるだけでなく、借入の事実が他の共有者に知られることはありません。報告義務もないため、プライバシーを守りながら安心して融資を利用できます。

ご融資事例

① 相続不動産の共有者が事業資金を調達

背景:

Aさんは兄弟と共有する不動産を所有していましたが、兄弟間で不動産の活用方法が決まらず放置されていました。一方で、Aさんは自身が経営する飲食店の2号店オープンに向けた事業資金2,000万円が必要でした。Aさんの希望は、共有者である兄に知られずに、共有名義不動産を担保に借り入れをすることでした。

解決策:

当社の融資担当者より、自己持分のみを担保にお借り入れが可能であることをご案内させていただきました。

当社の共有持分担保ローンを利用することで、Aさんの持分のみを担保として融資を実行。共有者である兄に知られることなく手続きを進めることが可能でした。

契約の流れ:

所要日数流れ詳細
1~2日目申し込み・審査当社のウェブサイトからお申し込み。共有名義不動産に詳しいスタッフが電話で詳細をヒアリングし、持分のみを担保にできることをご説明。不動産全体の評価を実施し、Aさんの持分価値を査定。評価額に基づき、2,000万円の融資が可能であることを提示しました。
4日目面談当社へご来社いただき、スタッフと対面で話し、融資条件や返済プランなどついてご説明。
6日目契約締結再度ご契約条件をご説明の上、契約締結。
7日目融資実行契約締結の翌日に、2,000万円をご融資。この資金をもとに、2号店オープンの準備を開始。

結果:

迅速な資金調達により、Aさんは予定通り新店舗をオープンし、事業は順調に拡大。ローン返済も計画通り進行しています。

② 夫婦の共有不動産で教育資金を確保

背景:

Bさん夫妻は共有名義の自宅を所有していましたが、長男の大学進学にあたり、学費や生活費のためにまとまった資金が必要でした。貯蓄では賄いきれないため、共有不動産を活用した資金調達を検討しました。

解決策:

当社の共有名義不動産担保ローンを利用し、夫妻の合意のもと1,000万円の融資を実現しました。

契約の流れ:

所要日数流れ詳細
1~2日目申し込み・審査Bさんは当社のLINE相談サービスを利用。夫婦共有名義の不動産を査定し、必要資金の1,000万円を融資可能と判断しました。
3日目オンライン面談遠方にお住まいのため、まずはオンラインにて融資条件等をご説明。返済期間や金利について、ご希望をヒアリング。
6日目契約締結・融資実行当社の融資条件にご納得いただき、契約締結の上、1,000万円のご融資が完了。

結果:

Bさん夫妻は安心して教育資金を確保。進学後も家計の負担を最小限に抑えることができました。

③ 事業再生に向けた共有不動産担保ローンの活用

背景:

サービス業を営む法人代表のCさんは、コロナ禍の影響で資金繰りが悪化。事業再建には3,500万円の資金が必要となり、数年前に相続した共有名義の不動産を担保に借り入れをご希望でした。

解決策:

Cさんの共有不動産を査定したところ、全体評価で1億円以上の価値があることがわかり、Cさんの持分のみでも十分に希望額のご融資が可能な状況でした。

そのため、共有者の同意など、煩わしい手続きなしで迅速にご融資ができる持分担保ローンを検討されることになりました。

契約の流れ:

所要日数流れ詳細
1~2日目申し込み・審査Cさんは当社に電話相談。融資までの期間や手続きの流れについてご説明しました。共有不動産の全体価値とCさんの持分を評価し、3,500万円の融資が可能と算定。
4日目契約締結当社にご来社の上、契約条件をご提示。その場で契約締結。夕方のご来店のため、融資実行は翌日になりました。
5日目融資実行必要資金3,500万円を指定口座に振り込み。

結果:

資金を活用して事業の立て直しに成功。1年後には売上が回復し、ローン返済も順調に進んでいます。

大手町フィナンシャルの融資条件

ご融資金額100万~20億円
貸付金利3.2~8.9%※実質年率15.0%以下
返済方式一括返済・元金均等・自由返済(繰上返済を認める)
返済期間1ヶ月~360ヶ月
返済回数1回~360回
事務手数料融資手数料0~3%
遅延損害金 (違約金を含む)年20%(上限)

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不動産担保ローンの手続きの流れ

不動産担保ローンの手続きの流れや必要書類を解説します。

ご契約の流れ

①お問合せ・ご相談
お申込みフォームより、まずはお問い合わせください。お急ぎの方はお電話にて、お問い合わせください。

②審査・ご融資条件の提示
お客様のご要望をヒアリングの上、最適なご融資をご提案させていただきます。

③ご融資
ご提示した条件でご納得いただけましたら、ご融資させていただきます。 最短翌日でご融資が可能です。

必要書類

【ご融資に必要な書類】

  • 権利証(登記済権利証または登記識別情報)
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
  • 印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)
  • 実印

※状況により、上記以外の書類が必要な場合もございます。
※法人の場合、会社法人等番号等が必要になります。

よくあるご質問

共有名義ローンと共有持分ローンの違いは何ですか?

共有名義ローンは、共有名義不動産全体を担保にしたローンです。契約には、共有者の同意が必要になります。共有持分ローンは、自己持分のみを担保にしたローンです。そのため、他の共有者の同意は不要で融資契約が可能です。

共有者に内緒で融資を受けられますか?

可能です。大手町フィナンシャルでは、自己持分を担保とした融資が可能です。銀行や大手ノンバンクでは共有者全員の同意が求められますが、当社では共有者の同意なしでご契約いただけます。

妻と共有名義の不動産を担保にできますか?

可能です。共有者の同意があれば、共有名義不動産を担保にすることが可能です。共有者の同意が得られない場合や内緒で借りたい場合は、共有持分を担保にしたローンをご検討ください。

不動産担保ローンでよくある質問はこちら ≫

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